エアアジアグループ傘下のエアアジアXは、クアラルンプール発関西空港経由ホノルル行き便を就航開始し、その第一便が6月28日昼過ぎにダニエル・K・イノウエ・ホノルル国際空港に到着した。マレーシア・日本・ハワイの直行便はLCCとして初めてとなる。 この就航を記念して6月28日にホノルルで開催された就航記念発表会では、在米国マレーシア大使ズルハスナン・ラフィーク氏、エアアジアX会長ラフィダ・アジズ氏、ハワイ州観光局局長兼CEOジョージ・シゲティ氏等の各氏が登壇し、ハワイ路線への期待とハワイの魅力について語った。 「今まで限られた人しか楽しめなかった長距離飛行が贅沢なものでなくなり、誰にでも低価格で提供するのが我社の役割である。1人でも多くの人に、1マイルでも遠く飛んで欲しいという願いを実現する第一章が、このハワイ路線の就航である。しかし、これは始まりにしか過ぎない。我社の国際ネットワークを拡大し、アメリカの他の目的地にも就航し利用者に喜んで欲しい」と、エアアジアX会長ラフィダ・アジズ氏は語った。 先週、パリ・エアショーで開催されたエワールド・エアライン・アワードでエアアジアは、ローコスト・エアライン部門で9年連続一位の座を獲得した。一方、エアアジアXは、ローコスト・エアライン部門のプレミアムエコノミークラスとプレミアムクラスで5年間連続で一位の座を獲得した。 「エアアジアXがホノルルをアメリカでのサービス拠点の第一番目の拠点として選んだことに深く感謝している。」とハワイ州観光局局長兼CEOジョージ・シゲティ氏は述べた。「クアラルンプールと大阪の旅行者が、この直行便の利便性を楽しみ、ハワイの文化・自然の豊かさ・アジアパシフィックの多彩な文化を肌で感じ、ハワイ滞在を楽しんでほしい」
(取材・文 鈴木順一郎)