JTBハワイと子会社のトラベル・プラザ・トランスポーテーション社は、ハワイで初めての電気バス3台をお披露目した。エネルギー効率の良い、環境にやさしいクリーン・エネルギーの交通手段を顧客に提供するという同社方針の実現を目指し、4月から運行を開始する。
この電気バスは、フル・サイズで、排気ガス・騒音を出さず、軽量で、フロアーが低く子供の乗り降りがしやすく、米国障害者法の規制に則っている。エアコン付きで77人乗りのこのバスは、最高速度が時速65マイル、1回の充電で250マイル走行可能である。バスのバッテリーの容量は440キロワット時である。フル充電には、3時間30分かかる。乗降場所の多いワイキキでの、快適・便利・安全な運行に適しているとともに、オアフ島の各地への長距離運行にも適している。
この新しい電気バスの外装は非常にユニークなデザインと色彩で飾られている。デザインは、ブルー・プラネット基金の「ドライビング・フォーワード」アート・チャレンジ・プログラムを通じハワイの子供たちが造ったもので、「ハワイの100パーセント再生可能エネルギーを使った2045年の交通手段はどうなるか」をテーマにしたアートである。
(日刊サン 2019.03.23)