ビジネスクラスは、プライバシーに守られ、完全フルフラットになる客席
AL(日本航空)は、成田〜ホノルル線では初となる、ビジネスクラスがフルフラットシートの「JAL SKY SUITEⅢ(以下JALスカイスイートⅢ)」を搭載したボーイング777-200ER型機を、2017年4月1日より導入することを発表した。
そのお披露目会がさる3月1日、シェラトンワイキキホテルで開催された。ハワイのTop Flyerの顧客、旅行代理店や関係企業、ならび日本国総領事の三澤 康氏などが招かれ、JAL代表取締役社長の植木義晴氏らが挨拶。実物のフルフラットシートや、プレミアムエコノミーシートも展示され、座り心地、寝心地などが体験できた。
パイロット時代、ホノルル線を何度も操縦したJAL植木義晴社長
JALスカイスイートⅢはすでに関西便、羽田便などで就航されているので、ゆとりのあるシートの快適さを体感済みの方もおられるはず。
JALスカイスイートⅢのビジネスクラスは、全席通路側から直接出入りできる、1-2-1配列のフルフラット型シート。プライバシーに配慮した、ファーストクラス並みの心地よさだ。テーブルも大きく、シートテレビも17インチを採用するなど昼間便でも夜行便でも快適に過ごせる設計で、グッドデザイン賞を受賞している。
プレミアムエコノミーとエコノミーは長距離路線で人気のシートを搭載。プレミアムエコノミーはシートの前後間隔を約10cm拡大、座席のスライド幅も7cm拡大した、まるで初期のビジネスクラスを思わせるようなゆとりの空間。エコノミークラスもシートピッチを最大約7cm拡大し、足元スペースも約10cm広がった。3-4-2の座席配列にすることで、夫婦やカップルなどの2名利用でも快適に利用できる配置としている。USBポートやシート電源も使いやすい。 JALは、ボーイング777-200ER型機を11機保有しており、2017年中に全機をJALスカイスイートⅢ仕様に改修する予定だという。
広く快適になった、プレミアムエコノミーも体感
(取材・文 奥山夏実)