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福祉研究所(IHS)は、ハワイ宿泊施設・観光業協会(HLTA)、ハワイ州観光局(HTA)から寄贈された10万ドルの資金を活用し、ワイキキのホームレスを減らすための「ワイキキ・スマート」と呼ばれるプログラムを開始した。
HLTAとHTAはこれまでに、110件のホームレス・プログラムに資金を提供している。この助成金により、IHSは、聖オーガスティン教会に立ち寄りセンターを立ち上げる。毎週木曜の午後4時から7時まで、ホームレスの人々に食事、シャワー、福祉サービスを提供。
また、ホームレスの人々にワイキキから各IHSサービス・センターへの交通手段を提供し、医療サービスを提供する。また、夜間福祉ワーカーを週3回以上ワイキキに派遣することも計画している。
IHSは2014年11月から2018年11月まで、ワイキキで2,133回の支援サービスを行い、約479人を路上から避難所や恒久的な住宅に移し、405人を州外に移し恒久的な住居に入居させた。 ワイキキ近隣協議会のボブ・フィンリー会長は、「ホームレスはこの何十年もの間ワイキキを悩ませてきている。ワイキキのホームレス、特に慢性的なホームレス対策が強化され、住民の生活と観光客の滞在がより良いものになることを期待している」と語った。
一方、ワイキキの住民の一人は、新しいプログラムについては期待しているが、増加している迷惑行為・犯罪に対処するには不十分だと述べた。
(日刊サン 2019.10.12)