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Hawaii Five-0 俳優が企画したお化け屋敷がオープン

ホルヘ・ガルシア氏(Bruce C. Murray / Shutterstock.com)

 

 

ドラマ『LOST』や『Hawaii Five-0』に出演する俳優ホルヘ・ガルシア氏がデザインした、歩行体験型のお化け屋敷がカイルアに6日からオープンする。『マミー:地下墓所の呪い(Mummy: Curse of the Crypt)』と名付けられたこのアトラクションは、スケルトン・キー・ハワイのケヴィン・キーブニー氏が制作を担当。ハマクア湿地近くの新しく発見された考古学的な遺跡発掘現場に2600スクエアフィートのアトラクション施設が用意された。約1カ月間の期間限定で営業し、入場料は1人15ドル。10人以上のグループの場合1人12ドル。ファストパスが20ドルで用意されている。

「人生で初めて自分以外のキャラクターになりきる体験でもあるハロウィーンを愛している俳優は多いです。1年の中でも10月が楽しみです」と44歳のガルシア氏は語る。

カリフォルニア州サクラメント出身の同氏は高校に進学後ホラームービーに登場するフランケンシュタインや狼男といったキャラクターに夢中になったという。キーブニー氏も子供時代からモンスター映画やホラーコミックに傾倒。8年前にハワイに移住し、地元の劇場で俳優、監督として活躍している。この2人と他のハロウィーン好きの俳優仲間が集まり、お化け屋敷の企画が始まった。ガルシア氏はアトラクションのテーマを、自身の父親が怖がっていたボリス・カーロフ主演の映画『ザ・マミー』に定めた。「ミイラ男の怖いところは、動きが遅くてぎこちないのにじわじわと近寄ってくる気味悪さです」と話す。

アトラクションにはハワイの特殊効果ショップOncefound FXも協力。ガルシア氏のデザインした仕掛けの数々と25人の俳優が待ち構える、本格的な劇場のような体験が味わえるという。

通常は12歳以上を対象にした内容だが、怖さを控えめにした「お子様ナイト」も用意。ハロウィーン・シーズン終了後は、手がかりを探して密室から脱出するタイプのアトラクションに入れ替る。

 

(日刊サン 2017. 10. 7)