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現役Jリーガー5人とプレイした、 「Football Clinic in Hawaii 2018」大盛況

Bynikkansan

1月 17, 2018

現役Jリーガー、左から徳永悠平選手、太田宏介選手、室屋成選手、永井謙佑選手、田中裕介選手

 

 現役Jリーガーとサッカーを楽しめるイベントが新春1月4日、澄み切った青空のもとカピオラニ公園で元気いっぱいに開催された。

 

 集まったのは、6〜13歳の男女60名以上。JリーガーはFC東京所属の室屋成選手(日本代表)、同じく太田宏介選手(元日本代表)、セレッソ大阪所属の田中裕介選手(元日本代表)という、バリバリの現役選手。3人ともチームの主軸となるディフェンダーで、田中選手は3日前の元旦、天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝に出場。セレッソ大阪の日本一に貢献したばかりだ。

 さらに4日の当日、永井謙佑選手(FC東京所属、元日本代表)と徳永悠平選手(V・ファーレン長崎所属、元日本代表)という豪華メンバーも合流。永井選手は日本屈指の速さを誇る韋駄天ストライカーで、ロンドンオリンピックで大活躍。徳永選手も高校・大学の各年代から日本代表のディフェンダーを務め、前所属のFC東京では監督が交代しても不動のレギュラーとしてキャプテンシーを発揮。アテネオリンピックやロンドンオリンピックにも出場し、チームの支柱となった。

 

「股抜きだけはやめて!」、 ユースはミニゲームでガチ勝負

 5人のJリーガー達は子ども達を前にまずは挨拶。付き添いの保護者の中にはJリーガーをよく知っている人もいて、「日本代表選手と一緒にサッカーができるなんて夢のよう」、「写真は自由に撮ってもいいんですか」と、完全サポーターのノリ。写真も自由、SNSへのアップも自由、サイン会も握手会もありますよーと、スタッフが応えると歓声が上がり、和気藹々。

 選手達は「まずは走ろうか〜、ここの公園は広いねえ〜」と、カピオラニ公園をランニング。最初はJリーガーの後ろに従っていた子ども達は、いつしか追いかけっこをするように、選手を抜きさったりして大はしゃぎ。鬼ごっこ遊びでも選手と手をつないで笑顔いっぱい。

 1対1のゴール練習では、選手が出したボールを子ども達が足元に受けて、選手をいかにかわしてゴールするか!? 選手はボールを出すやいなや「右利きだなっ」とか、ユニフォームを見て、「やばい、メッシが来た!」、「股抜きだけはやめて〜」などと声をかけながらプレイ。「カラッと爽やかな気候で、こんなに広い芝生で自由にサッカーができるなんて恵まれていますね」、と徳永選手。

 ミニゲームでは年齢別に3グループに分かれて、選手チームとの対抗戦。永井選手が、「負けたらダッシュでダイヤモンドヘッドだぞ〜」というと、ハワイの子は素直だから、一瞬マジ顔。可愛い〜! 13歳チームは勝ちに行くために、上手い選手に球を集めて、本気で勝負を挑んだ。選手達もロングパスでオーバーヘッドシュートを見せてくれたり、ヒールパスの小技を効かせたり。

 太田選手に、ハワイでは女子サッカーも人気で、カピオラニ公園での毎日の練習には、女子のユースグループが沢山参加していることを話すと、「今日来ている女の子達も思い切りの良いシュートをしていましたね」と。

 実はハワイは、サッカー環境にとても恵まれている。ワイキキから車で40分ほどのワイピオ・サッカーパークには、フルサイズ、天然芝のサッカーフィールドが23 面もあるし、ワイキキ内のアラワイ・パークも天然芝で、ナイター完備のスタジアムだ。天候も爽やかでサッカーにぴったり、Jリーグのキャンプ地にぜひぜひ使って欲しいくらい。

 

次回開催は、より大規模に

 約2時間、ボールを蹴りあった後は、撮影会とサイン会。5人のJリーガーは終始笑顔でフレンドリーで、子ども達のリクエストに応じ続けてくれた。保護者からは「次はいつ開催してくれますか?」の声が相次いだ。主催のコーディネイターは、「こんなに盛況になるとは思いませんでした。大勢の参加を感謝します。5人のJリーガーは、チームメイトの結婚式に参列するためにハワイに来ました。たった3泊の滞在の選手もいますが、このサッカーイベントに快く協力してくれました。この次に来るときはスタジアムを借りられるような、デカいイベントにしたいですね。その時はまた日刊サンでお知らせしますのでよろしくお願いします」         

(取材・文 奥山夏実)

 

Special thanks ユウタサイトウ、トオルクマガイ、ナル、ケンナカガワとJリーガー達