ハワイ州観光局が10月21日発表したホテル業績報告によると、9月のホテル客室稼働率は前年同月比0.9%上昇し78.2%になり、1日の平均宿泊料金(ADR)は3%上昇し247ドル、宿泊可能な客室1室当たりの収入(RevPAR)は4%以上増え193ドルとなった。 9月の州全体のホテル客室収益は前年同月比3%以上増加し、3億1,310万ドルに達した。
9月の客室需要は昨年と同じ126万室で、供給は約1%減少した。マウイ島とハワイ島は、すべてのカテゴリーで前年を上回ったが、オアフ島の稼働率は横ばいで、カウアイ島はすべてのカテゴリーで減少した。
これにより1-9月の業績は、昨年同期比、客室稼働率が0.3%減少し81.3%に、ADRは約2%上昇して281ドルに、RevPARは約2%上昇し228ドルとなった。マウイ島は、すべてのカテゴリーで上昇し、オアフ島は、稼働率が横ばいだが、ADRとRevPARともに微増。ハワイ島では、ADRとRevPARが増え、稼働率は微増。カウアイ島は、すべてのカテゴリーで大幅に低下した。
9月の業績は前年並みであるにも拘わらず、全米ではトップ・クラスで、業界の専門家はハワイの回復基調は今後も継続すると見ている。
(日刊サン 2019.11.2)