今年7月1日からオアフ島でもビニール製のレジ袋が禁止となる。小売店は食料品やその他の商品の販売の際、顧客にビニール袋を提供することが禁じられ、リサイクルできない紙袋の提供も禁止される。
市の環境サービス局はレジ袋の禁止に関するルールをウェブサイト上にアップしている。また、約15,000軒の小売店にどのように実施するかを伝える準備も行っている。
「これは私たちの島におけるゴミの影響を削減し、野鳥や海洋生物を守るためのステップのひとつです。自然環境を守ることが、私たちにとって重要な環境と生活の質の両方にとって、欠かせない部分です」とティム・ホートン代理局長は述べている。
3年前、最初にホノルル市議会でこの法案が承認され、ピーター・カーライル市長の署名によって条例となった。条例は全員一致で修正され、昨年カーク・コールドウェル市長によって署名された。
コンポスト可能なビニール袋を含み、リサイクル可能な紙袋も使用が許可されている。紙袋は、再生素材が最低40パーセント含まれていなければならない。「リユーザブルバッグ」は、取っ手がついていて布製またはその他の洗濯可能な布か、再利用に適した耐久性のある素材が許可されている。これには最低2.25ミルの厚さ(1ミルは1000分の1インチ)のビニールも含まれている。
全米では200近くの地方自治体が、ビニール袋の使用を禁止している。数か月前、カリフォルニア州が州全体でビニール袋の使用禁止を承認した最初の州となった。しかし、反対者によると、反対者らはこの決定をくつがえすことができる署名をすでに集めているとのことである。
厳密にいうと、ハワイ州はカルフォルニア州に先駆けて州全体での禁止を実現することになる。なぜならば、レジ袋の禁止が実施されていないのはオアフ島が最後のカウンティだからである。
>>7月1日からオアフ島の小売店では顧客にビニールのレジ袋とリサイクルできない紙袋の提供が禁止となる。
>>使用が許可されているバッグ
・コンポスト可能なビニール袋。
・リサイクルできる紙袋で、再生素材を40パーセント以上使用しているもの。
・何度も再利用できるように特別にデザインされたリユーザブルバッグ。布製か洗濯可能な素材で、再利用に適した耐久性のあるもの。最低2.25ミルの厚さのビニール袋も含まれる。
>>ビニール袋の使用が禁止されていない例外
・フルーツや野菜、ナッツ、コーヒー豆、穀類、キャンディ、小型のハードウェアアイテムなど、ばらばらになってしまうものを入れる場合。
・冷凍食品や肉、魚、花、鉢植え、湿気のあるものを入れる場合。
・レストランやファーストフード店、ランチワゴンなどで調理済みの食品を入れる場合を含み、テイクアウトの食べ物や、飲料、ベーカーリーグッズを入れる場合。
・薬局の処方箋薬を入れる場合。
・新聞配達時に使用されているビニール袋。
・ドアハンガーバッグ。
・ランドリーやドライクリーニング、衣類用のビニール袋。ホテルのゲストに提供されている洗濯物などを入れるためのビニール袋も含まれる。
・パッケージに入って販売されているゴミ袋やペットのゴミ、庭木ゴミ用のビニール袋。
・ペットショップで販売されている魚や昆虫を入れるためのビニール袋。
・殺虫剤や配管クリーニング剤など小売店で販売されている苛性化学薬品の持ち運びに使う場合、1人につき1バッグが許可されている。