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7月にハワイから影が消える ラハイナ・ヌーン

7月はハワイから南十字星が見えなくなるが、ケンタウロス座のアルファとベータが見られる最後の月。全米の他の場所では見る事のできない星を眺められ、天体観測には夏季のベストシーズンとなる。 さらに7月は夜だけではなく、日中にも他の49州のどこでも味わえない現象が起きる。熱帯地域では1年に2回太陽が真上を通過。この2日間の正午の時間にはあらゆる物の影が無くなり、例えば柱やポールの影も全く地面に映らない。 この現象が起きるのは熱帯地域だけなので、アメリカ国内ではハワイでしか体験できない。 ハワイで太陽が真上を通るのは5月と7月。何日になるかは観測位置が赤道よりどれ位離れているかによる。カウアイ島リフエでは7月12日で、より南にあるハワイ島ヒロ、カイルア・コナでは7月24日。

ハワイではこの現象を、1990年ビショップ博物館が公募した命名コンテストにより『ラハイナ・ヌーン』と名付けた。 ラ・ハイナはハワイ語で残酷な太陽の意味。ホノルルでは16日午後12時37分、カフルイでは18日、サウス・ポイントでは27日にラハイナ・ヌーンが到来する。