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5400万ドルの建設計画遅延で 市が建設業者を解雇

Bynikkansan

7月 21, 2018

市当局は9日、5400万ドル予算の交通管理ビル建設計画の契約建設業者ワッツ・コンストラクターズ社に対し、今後一切の施工作業を禁じる通告書を発行した。 建設途中のビルには水漏れ、ロビーのガラスや非常階段の設置ミス等の欠陥が発生しており、市は2月以降ワッツに修復を求めていた。修復作業完了予定は7月6日とされていたが、改善が見られずワッツ側の対応が不十分として解雇通告に至った。

ワッツがこのビルの建設業者として着工したのは2015年4月。完成期限は2017年6月14日とされていた。 工事契約の規定に基づき、アメリカン・ホーム・インシュアランスとチューリッヒ・アメリカン・インシュアランスの2社がワッツの契約義務を引き受けるか、損失額を支払う責任を負う。このような事態に備え、ワッツは保証債券を提出済み。 新たな完成予定の日時は、保険会社2社の対応次第。市の交通管理ビル建設計画には、連邦高速道路局が3780万ドル、市が1580万ドルの資金を投じている。

 

(日刊サン 2018.07.21)