イスラム圏6か国を対象にした(グリーンカードおよびビザ保持者を除く)入国禁止を定めた大統領令に続き、新たな移民ルールが3日に発表された。 移民局は、特別技能者向け就労ビザプログラム(H1-Bビザ)の特別審査サービスを最大6か月間、一時中止すると発表した。
通常の審査プロセスでは2か月から最大6か月掛かるところ、このサービスは応募後15日以内に審査結果を伝える制度。Regular Cap(一般枠)とMaster’s Cap(修士号枠)の両方に適用される。 応募受付は4月3日から開始されるため、今年の受付は実質中止となる。
但し、人道的な理由や緊急を要するケースなどの移民局が指定する条件を満たす人は例外措置が取られる。移民局は中止の理由として、H1-Bビザ審査全体の審査時間の短縮を挙げている。
また、これは抽選方式から高学歴者などの特別技能を持つ人を選びやすい方式へより大きな変更への予兆となる可能性を指摘する人もいる。特別審査サービスはIT業界大手企業の申請が特に多かった。