日刊サンWEB

過去記事サイト

285フィートのロープを除去し ザトウクジラを救出

Bynikkansan

1月 20, 2018

アメリカ海洋大気庁(NOAA)が11日、マウイ島の海で巨大なクジラにロープが絡まっていると漁船の船長から通報を受け救出に向かった。

発見されたのは成体のザトウクジラ。訓練を受けたチームが小型のゴムボートで接近した。当局によると近づいた直後はクジラが動き回っていたため落ち着くのを待った後、絡まったロープの除去に取り掛かったという。漂流ゴミを含め、絡まっていた全てを取り除く作業は翌日12日まで続いた。

クジラの口から除去されたロープは、3/8インチ編組ロープ全長285フィートに及ぶ。NOAAは「解放されるとクジラは数回水面で躍り上がりました。除去作業を行いクジラの命を救えました」と述べた。

もし、何かに絡まっている海洋生物を発見したら、少なくとも100ヤードの距離を取ってからNOAAの24時間ホットライン1-888 256-9840まで連絡を。このサービスが利用できない場合には、船舶からVHF 16チャンネルで合衆国沿岸警備隊へ通報すれば、その後の対応を引き継いでくれる。

NOAAは、ザトウクジラに海上で100ヤード以内、航空機で1000フィート以内に近づくのは違法行為になると改めて注意喚起した。