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2018年のホテル業界は好調なスタート

ハワイ観光局(HTA)が22日に発表した報告書によると、1月のハワイのホテル業界は平均客室単価(ADR)と販売可能客室1室あたりの平均売上(RevPAR)で堅実な伸びを見せ、好調なスタートを切った。

1月のハワイ全体のホテル客室占有率は81.7%と前月と変わらなかったが、ADRは5%上昇し295ドルだった。ホテルの占有状況に関わらず1室あたりの売上額を示すRevPARは、5%上昇し241ドルに。RevPARは業績を示す最適な指標として知られている。

 

HTAの観光リサーチディレクターであるジェニファー・チャン氏は「州に乗り入れる航空座席が増加し、1月のホテル業界も好調であると予想していました。特にマウイ島のワイレア方面は驚異的な成長を見せました。ネイバー・アイランドのRevPARやADRが上昇し、州全体の数字を後押ししました」と声明を発表。

 

ネイバー・アイランドの堅実な成長が、オアフ島の伸び悩む業績を相殺したと語った。

 

1月のオアフ島のホテルはRevPARを2%下げて199ドル、ADRは約3%減少し239ドルだったが、占有率は83.1%と変わらず。マウイ島は占有率を1%上げて79.5%に。RevPARは15%上昇し345ドル、ADRは14%増の434ドルを記録した。ハワイ島の占有率は変わらず80.6%、RevPARは8%上昇の232ドル、ADRは8%増の287ドルだった。

 

カウアイ島も占有率はほぼ変わらず80.5%。しかしRevPARは10%近く上昇し245ドル、ADRも9%増の304ドルとなった。

 

HTAの観光リサーチ課は、STR社の収集したデータを利用し報告書を作成している。

 

(日刊サン 2018.03.08)