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2017年の観光業数値が予想を大幅に上回る

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2017年のハワイ州観光産業は記録的な好調となっているが2018年はそれをも凌ぐ、と9月19日にハワイコンベンションセンターで開催された旅行関係者向けグローバルツアリズムサミットで発表された。

 

ハワイ観光局CEOジョージ・シゲティ氏は、ここ2年間は横ばいと予想されていたが、旅行の需要は期待を大きく上回るものとなり、今年の州観光業の成功は予想以上。州経済をけん引し、多くの雇用の提供者としての成功を楽しんでいる、と語った。

 

ハワイ州産業経済開発観光局の8月11日の予測では、今年の旅行者の消費額は168億ドル、旅行者数は昨年より29万人多い920万人にまで達する。もしこのまま昨年の記録を超えれば、観光業は消費額・旅行者数の両方で6年連続の成長となる。

成長には複数の要因が絡んでいるが、特に2016年の観光客数全体の67.5%を占めたアメリカ国内市場の拡大が2017年の成功の鍵となっている。今年の7月は観光客数と消費額で14カ月連続の記録更新となった。7カ月間の通算観光客数は約5.5%アップの550万人で、そのうち国内市場は67.7%にあたる360万人を占める。

 

ハワイ観光局USAのマーケティング担当ジェイ・タルワー氏は、「旅行者にハワイの思い出の写真を#LetHawaiiHappenのタグを付けて、SNS上に投稿してもらうキャンペーンを今後も継続します。キャンペーンを見た人のうち今後2年以内にハワイ再訪を計画している人が約10%もいるほどこのキャンペーンは非常に好評です。10月には米本土全体でハワイの料理・文化・伝統・ハワイ6島のブランディングに焦点をあてた大々的キャンペーンも予定しています。国内市場は2018年も大きな力として重要な役割を担っています」と、語った。

 

州産業経済開発観光局は2018年の観光客数を今年の1.4%増の940万人、消費額を2.2%増の171億ドルと見込んでいる。この予測の根拠として堅調な国内総生産と原油価格の低さを挙げる。そして、航空会社によるハワイ路線の座席数増加も力になると見る。2018年以降の2年間は観光客数で1.5%増、消費額で3.6%増としている。

 

(日刊サン 2017. 9. 30)