ハワイ観光は、3年連続で記録更新が期待されている。
ハワイ観光局は発表した最新データによると、2015年第一四半期におけるハワイ行きの飛行機の座席数は、2014年の290万席から6.1パーセント増加することが予想されている。
メインランドからの観光客は、前年比9.2パーセント増加の190万人と見積もられている。ハワイへの観光客が増えているのは、シアトルやロサンゼルス、サンフランシスコ、デンバー、シカゴ、ダラス、ニューヨーク、サンノゼ(カリフォルニア州)である。
しかし、国際便の座席数はわずか0.5パーセント増の979,435席と予想されている。マニラや台北、福岡便の停止が、アジアからの観光客の減少に関する大きな要素となっている。
一方、トロントやブリスベンという新しいルートが、全体的に活気のない国際マーケットを活気づけている。
しかしながら、飛行機の座席数は必ずしも観光客の増加を意味しているわけではない。航空会社は乗客の需要に応じて運航を増やしたり削減したりするので、信頼できる指標であるとはいえる。
「島の州として、ハワイ諸島へのアクセスは、観光産業の持続性におけるキーポイントとなります」ハワイ観光局ブランドマネージメント副局長、デイヴィッド・ウチヤマ氏は述べている。「今年の飛行機の座席数の増加、特に北アメリカからの増加をうれしく思います。これは、アメリカの航空会社が国際線から国内線のサービスにシフトしたことが主な要因だといえるでしょう。
この突然の航空座席数の増加を維持するため、需要を確保するために、観光産業のパートナーと共に引き続き取り組んでいくことが重要です」
ハワイのコアマーケットであるアメリカ西部からの座席数は、1月から3月の間9.5パーセント増の170万人が予想されている。一方、アメリカ東部からは6.6パーセント増の218,947人と予想されている。
国際マーケットとしてトップの日本からの観光客は、7パーセント減少の480,550人と予想されている。これは円安が主な原因とみられている。
中国、韓国、台湾を含むその他のアジアマーケットは、13.1パーセント減の113,892人と予想されている。
オーストラリアとニュージーランドを含むオセアニアは、21.9パーセント増の120,883人が予想されており、最も強力なマーケットとなっている。