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11月に86年ぶり 最大級のスーパームーン

Bynikkansan

11月 5, 2016

11月にここ数十年間で最も大きく、明るい満月が観察できそうだ。また、土星が消えて水星、金星、火星が再び現れる。神話とは逆に、揃って仲良く3つの恒星が並ぶことになりそうだ。  11月13日から14日の夜には3連続で見られるスーパームーンのうち2回目を観察できそうだ。通常の満月の場合よりも月が地球に近くなることで、満月がより大きく明るくなる。実際には、今回ここ86年間で最大級のスーパームーンとなる。

 

太陽と地球、月が一直線に並んだ時に公式に月が“満月”となる。地球がちょうど2つの天体に挟まれた状態だ。ハワイでは11月14日午前3時52分に月が満ちる。  スーパームーンの定義は、月が1か月の軌道のうち地球に最も近づいており、1日の内でも最も近地点にある状態の満月を呼ぶ。

 

地球が1か月の軌道上で月に最も近付く11月14日午前1時23分の、直後に満月を迎えることが、2016年の11月に見られる満月が最も大きく明るくなる理由である。  1時23分の近地点において、月はたった221,524milesしか離れていない。もしも地球の中心から月までの距離を測ったら、地球を回る月の軌道でもっとも離れている時よりも30,000milesも月と近いことになる。

 

ここまで満月が近づくのは、1948年1月26日以来で、今回のスーパームーンほど明るい満月が次に見られるのは2034年の11月25日。  ビショップ博物館は、11月13日のスーパームーンに関連した特別プログラムを予定している。詳細は www.bishopmuseum.org/planetariumで確認できる。