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ワードビレッジの 「アエオ」タワー訴訟が和解

Bynikkansan

9月 21, 2019

カカアコのワードビレッジの「アエオ」タワーの建設をめぐる4千900万ドルの訴訟が1年ぶりに解決した。

同タワーの開発業者のハワード・ヒューズ社は9月12日、同タワーの建設を請け負ったゼネコンのレイトン建築社との共同声明で、和解を発表した。両社は声明の中で、「両当事者は和解内容に満足しており、アエオ・タワーの優れた職人技を誇りに思っている」とコメントした。

レイトン社は12月18日に、ヒューズ社の関連会社に対して、38階建ての同タワーの建設費用3億5900万ドルの内の未払い分4千900万ドルの支払いを求め、州巡回裁判所に提訴していた。

ヒューズ社は裁判で、建設費用は「大幅に水増しされた」と主張した。

作業の多くは、仕様変更され、下請業者が施行したもので、約20社の下請業者が、レイトン社(ユタ州)とヒューズ社(テキサス州)に対して、建設費用に対する優先担保付与申請を提出した。

アエオはワードビレッジの最初のタワーで、466戸が1百万ドルの平均価格で販売された。

ヒューズ社はこれまでに、同ビレッジに4つのタワーを完成させ、2棟が建設中である。完成したタワーの内「ワイエア」はさらに複雑な訴訟の最中であり、未払金と欠陥建築が争われている。欠陥建築問題にはガラス窓が大きな音を発するという問題が含まれている。このタワーのゼネコンはノーディック社で、多数の下請業者が起用されている。

 

(日刊サン 2019.09.21)