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タートル・ベイ・リゾート コミュニティ庭園を開園

Bynikkansan

9月 21, 2019

ノースショアのタートル・ベイ・リゾートは9月13日、コミュニティ庭園の「ラウリマ・ガーデンズ」を開園した。リゾートホテルとしては異例の投資となるが、この庭園の開園が地元にも影響を与えている。

同ガーデンは、540エーカーの農地の海側に位置する約50エーカーの区域で、最初の32区画を賃貸する地域住民が訪れた。

500平方フィートの各区画には、灌漑用の水が供給され、ワークショップなどが開かれ、種まきから収穫までの生産についての講義も提供される。

250人の応募者から選ばれたゴルニックさんは、トマト、インゲン、エンドウ、大根、ブロッコリー、コリアンダーを栽培しており、ノースショアの住民のカハイアリイさんは、キャベツ、ケール、ほうれん草、タロイモを栽培する予定であるという。

この農地内には将来的には、ティキ・トーチや料理用の天然ガスを生成する90エーカーのバイオ・グラス用区画が作られるという。また、11〜12軒の商業農家が、今後8〜12ヶ月以内に地元向けの食料の生産を開始する予定で、コアなどの広葉樹の植林やトレイル・ロープコース、ジップラインの建設も検討中であるという。

2017年末に約3億3千万ドルで同リゾートを買収したブラックストーン社は、農地の開発に加え、2015年の環境保全協定に基いた再開発を計画している。

同リゾートの前所有者は、1986年に5つの新しいホテルを含む3,500室の増設の認可を受けたが、地域住民の反対により計画はとん挫した。2015年の環境保全協定により、拡張のための海に面した約150エーカーの土地を確保し、2棟のホテルと725戸の客室の建設が認められた。

同リゾートを所有するベンチマーク・リゾーツ&ホテルズは、今年の第4四半期までに7千万ドルの改修を開始し、2~3年をかけ全ての開発(725室の増設を含む)を行う予定である。

「ラウリマ・ガーデンズ」は、地元の農場で生産された食物を地域住民とリゾートに提供し、文化と環境の持続可能性(サステイナビリティー)と食物自給を促進するものと期待されている。

 

(日刊サン 2019.09.21)