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昨年4月のカウアイ豪雨は全米新記録

Bynikkansan

2月 9, 2019

月にカウアイ島を襲った豪雨は、24時間の降雨量としては全米一を記録した、と国立気象局は1月30日に発表した。 気象局の全米気候極値委員会(NCEC)が1月30日に発表したレポートによると、4月14日と15日にカウアイ東部と北部を襲った豪雨は降雨量の新記録を作った。 ワイパ・ガーデンの4月15日午後12時45分までの24時間の降雨量は49.7インチに達し、1979年7月25〜26日にテキサス州アルヴィン近郊で観測された43インチの記録を上回った。 NCECによると、記録的な豪雨は3つの段階に分かれて降り、4月14日の午後から夕方にかけては20インチ近く、続いて4月15日の早朝には約18インチ、同日の午前遅くと午後の早い時期にさらに8インチ、の豪雨があった。 これらの豪雨は、壊滅的な洪水を発生させ、学校を閉鎖させ、道路・住宅・インフラに数百万ドルの被害をもたらした。 非営利団体のワイパ基金が運営するワイパ・ガーデンの雨量計は、ハナレイ湾から内陸に300ヤード離れたハナレイ西部の牧草地にある。気象局の公式観測ネットワークの一部ではないが、地元の気象台にデータを提供しており、信頼性が高く正確であると考えられている。 気象局は4月下旬、ワイパ・ガーデンの測定値は全米新記録の可能性があるが、記録として留めるには情報を精査し検証しなければならないとコメントしていた。 カウアイ島のこの24時間降雨量は、最低気温と最高気温、記録的な雹の大きさと最長の乾期、の情報と共に、NCECの記録リストに正式に掲載されている。 年間降雨量の最高記録は1982年ウェスト・マウイのプウ・ククイで記録された704.83インチである。

(日刊サン 2019.02.09)