ワシントンDCの連邦政府の弁護士は1月16日、リヨン・アソーシエイツ社のオーナー経営者フランク・ジェームズ・リヨン被告を贈賄の罪で起訴した。同容疑者は、数百万ドルの工事を受注する見返りに、ミクロネシア連邦(FSM)とハワイ州政府機関の高官に賄賂を贈ったとされ、1月21日の週に連邦地方裁判所に出廷する予定である。
リヨン被告は、780万ドル相当のFSM契約を獲得するために、2006年から2016年の間に約20万ドルの賄賂を支払ったことを認めると考えられる。賄賂には、現金、FSM幹部およびその妻のラスベガスへの旅費、同職員の縁者に贈ったトラック代とハワイ大学の授業料が含まれる。リヨン氏は、別のFSM職員のアパート代も支払ったとされている。
起訴状には、FSM職員の名前は記載されていないが、同連邦の航空行政の行政官やリヨン社の契約を監督する同連邦議員も含まれている。
リヨン被告はまた、250万ドルの契約を確保するために、共謀者の州政府機関の職員に少なくとも24万ドルの現金賄賂を支払ったとされており、この容疑を認めるものと予想される。
起訴状には、州政府機関の職員、FSM在住の米国市民、リヨン被告とともにリヨン社を経営している者の3名が共謀者であると記載されているが、名前は伏せられている。250万ドルの契約の詳細についても書かれていない。
(日刊サン 2019.01.26)