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飲酒運転で1人死亡、車はハイウェイから落下

Bynikkansan

10月 19, 2017

Keaau Beach

 

マカハにあるケアアウ・ビーチ・パーク付近で5日午前2時ごろ、1台の車が駐車されていた車に衝突する事故が発生し、ワイアナエ在住のトロイ・カホオイリハラ・ジュニアさん21歳が死亡した。

警察によると、24歳の男性が運転するトヨタのセダン車が、助手席に19歳の親友、後部座席にカホオイリハラさんを乗せファーリントン・ハイウェイを東に向かって走行中に、フェンスを突き破り路肩に駐車していた無人のトラックに衝突。事故当時にはおよそ時速100マイルのスピードが出ていたと見られている。

衝突後にカホオイリハラさんを乗せたセダンは空中へと跳ね上がり、数回横転を繰り返した後フェンスから50ヤード離れた砂と芝の混じった土手に着地。シートベルトを着用していなかったカホオイリハラさんは車外へと投げ出された。彼は車から10フィート離れた場所で発見され、救急が駆けつけた際には現場で死亡が確認された。

ホノルル消防局の隊員が車を切断し、運転手と助手席の2人を救出、重体の状態で病院へ搬送した。命を取り留めた2人はシートベルトを着用していた。事故後は数時間に渡りファーリントン・ハイウェイを閉鎖。土手には大破した車の破片が散らばっていた。

カホオイリハラさんの死を悼み、事故現場には家族や友人が集まった。3人兄弟の長男だった彼は2014年のワイアナエ高校卒業生。彼を社交的で誰からも愛される子供だったと語る父親は「飲酒したら絶対に運転してはいけません」と、特に若者に向けてメッセージを送った。オアフ島で今年発生した交通関連の死亡事件としては34件目。そのうち飲酒とスピード超過による交通死亡事故としては3件目の事故となった。

 

(日刊サン 2017. 10. 14)