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豪雨によりカウアイ島で洪水

Bynikkansan

4月 21, 2018

カウアイ島が15日に豪雨に見舞われ洪水が発生。家屋が流され、カウアイの北岸はハナレイ・ブリッジの通行が不可能となり孤立。デービッド・イゲ知事は緊急宣言を発令した。アメリカ赤十字によると、14日正午の時点でハナレイ小学校のシェルターに40人が避難。ハワイ・チャプター社CEOのコラリー・チャン氏は、シェルターは水に囲まれており午前10時30分には食品が枯渇し午後2時30分には飲料水が尽きたと発表。郡当局から飲料と食品が午後6時に届けられた。

 

赤十字はコロア小学校にも避難所を開設。ワイラアウ・ロード地域では救出作業が続けられた。複数の道路が閉鎖され、州の運輸局はワイルア・リバーから運ばれた瓦礫を撤去しワイルア・ブリッジの南に向かう1本の道路を使用した。教育局は、ハナレイ小学校を休校し、ハナレイ、ワイニハ、ハエナ地域のスクールバスの運行を休止すると発表した。 アメリカ国立気象局は午後7時30分に、降雨の勢いが収まり今後は1時間当たり0.5インチ以下の弱い雨に変わると発表。洪水警報は午後10時45分まで延長された。洪水と地すべりにより、ワイニハ・パワーハウス・ロードでは2軒の家屋が倒壊。緊急管理局(EMS)によるとどちらの家屋にも中に人はいなかった。

 

カウアイ島公益事業社(KIUC)はキラウエアからラワイの範囲で局所的に停電が発生しており、ハナレイからハエナに渡って電力停止を継続すると発表。カウアイ水道局はハナレイの利用者に生活用水として雨水を貯めるよう推奨し、天候や道路閉鎖のため職員が派遣できないと表明した。現時点で行方不明者の報告は入っていない。気象局は、州西部の上空低気圧が原因となった豪雨であり、16~17日にかけて貿易風が安定し風向きと同方向に雨雲は移動すると予報した。

 

(日刊サン 2018.04.21)