ソルトレイク在住の女性が、誤って寄付をしてしまった大切な家族の品を、ハワイ・スリフト・ストアーの客に見つけてほしいと懇願している。 その品とは手縫いのハワイアンキルトで、タミー・レイシーさんが子供の頃に祖母からもらったものだと言う。
「祖母が長い時間をかけて、たくさんの愛を込めて作ってくれた、私の生涯の宝物なのです」とレイシーさんは話す。 何十年もの時の経過にともないハワイアンキルトのブランケットが擦り減っていったため、パッチワークで補修しようと考え、レイシーさんは、そのブランケットにふさわしい布を見つけるまで脇に置いておいた。
ところが「私と娘で、娘の持ち物を整理して寄付した時に、間違えて一緒にキルトも袋の中に入れてしまったのです」(レイシーさん)。 キルトは3月に誤って寄付されたが、彼女の叔母が修繕するのにぴったりな生地を見つける数日前まで、そのキルトがなくなっていることに気付かなかった。 レイシーさんは、「私は、そのキルトを40年以上も持っていたのです。使わなくなったのは、擦り減ってきたからであって、それ以上劣化させたくなかったから。ですからパッチワークで修理するのをとても楽しみにしていました」と話した。
家の中を探し回ったが見当たらず、ドネーションセンターに電話をかけ「キルトがそこにないか」たずねると、そのブランケットは、「カリヒのセイバーズに売りに出された初日に69.99ドルで客が購入した」と伝えられた。 レイシーさんは店内にチラシを貼って、キルトが戻って来ることを願っている。
彼女は「キルトの上部にはとても目立つ黄色いストライプがあり、下部にはハワイアン柄のブランケットではめったにみない柄がある」と言う。 もし返してもらえれば、「キルトを買った人の買い値に加えてさらに謝礼を支払いたい」と、話している。