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観光客向け海の安全CMをホテル客室で放送開始

Bynikkansan

9月 25, 2017

@PIXTA

 

ハワイに訪れた観光客が負傷によって死亡した原因で最も多いのは、水中で溺れる事故。昨年だけでも43人の観光客が溺死している。

ホノルル市郡海洋安全局が、新しい公共広告を制作し事故対策に一石を投じた。地元プロダクションのビジター・ビデオ社と手を組み、重要でシンプルな安全喚起のメッセージを含んだ4つの公共広告を制作。

「明確で、簡潔、一貫した説得力のあるメッセージをハワイ中に伝える事が溺れを防ぐために不可欠です」と、保健局の予防コーディネーター、ブリジット・ヴェラスコ氏は話す。

公共広告で伝えられるメッセージとは、「自分の限界を知ろう」、「ライフガードのいるビーチを利用しよう」、「シュノーケルは2人組で」、突然の大きな波にさらわれる危険があるため「海に背を向けない」の4つ。

「最近マウイ島でシュノーケリング中に発生した事故では、同伴者が溺れた人の頭部をライフガードが到着するまで水上に出していたため、命を失わずに済みました」と、マウイ島海洋安全局の指令長コリン・ヤマモト氏は話す。

オアフ島ではおよそ2万5000室のホテル客室で、この公共広告の放映が開始されている。数カ月以内には他の島でも放送を開始し、最大4万室で視聴可能になる予定。

現在、公共広告は英語でしか放送されていないが、簡潔で視覚的にわかりやすい内容になっていると制作会社は述べた。

 

 

(日刊サン 2017. 9. 23)