ハワイの島々でかつては森でよく見られたハワイ固有種の鳥が、絶滅危惧種保存法のリストに載ることになりそうだ。 合衆国魚類野生生物局は、ハワイ固有の種で鮮やかな赤い色をした鳥イイウイ(ベニハワイミツスイ)の数が急激に減少していることを発表した。
種が絶滅しそうなほど数が減少しているのは、ハワイ島の樹木オヒアが急速に枯死していることに起因するとの専門家の指摘とともに、蚊によって媒介される鳥類マラリアも大きな原因と言われている。
「蚊がイイウイに大被害を与えている。私達は全員で人間にも動物にも影響を与える蚊に対する解決策の研究に積極的に取り組んでいくべきだ」と、太平洋諸島魚類野生生物局の実地指導員マリー・エイブラムス氏は話す。 同局は、イイウイを絶滅危惧種のリストに載せる提案について、パブリックコメントを求めている。