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航空会社がサンゴに優しい日焼け止めを配布

Bynikkansan

4月 21, 2018

ハワイアン・エアラインズは、サンゴ礁に安全な日焼け止め製品を扱うロウ・エレメンツUSAと提携し、4月中に北米からハワイへ向かう全ての便の乗客に日焼け止め「エコ・フォーミュラ」を配布する。またフルサイズボトルを6月まで機内特別割引価格で販売する。州議会がサンゴ礁を傷つけるとされているオキシベンゾンやオクチノキサートを含む日焼け止めの販売や流通を禁止する法案の成立に乗り出していることを受け、今回の提携が実現した。ハワイアン・エアラインズは「リスクにさらされるサンゴ礁」という機内ビデオの放映も開始し、乗客に向けてハワイのサンゴ礁に日焼け止めが与える影響を伝える。

 

ハワイアン・エアラインズのマーケティング担当は会見で「ハワイは特別な場所であり、私たちはこの場所を大切にする責任があると考えています。ロウ・エレメンツ社との提携を通し乗客の皆様とともに、繊細なサンゴ礁のエコシステムに与える人間の影響を減らす活動を進めていきます」と語った。ハワイの海とサンゴを守る動き、徐々に広がる ロウ・エレメンツUSAは今月ソーシャル・メディア上でプレゼント・キャンペーンを展開。抽選でアメリカ在住者にハワイの往復ペアチケットを提供する。当選者は、サーフジャック・ホテル・アンド・スイム・クラブ5泊と3つのアクティビティ、1年間分のロウ・エレメンツ社の日焼け止めを手にすることが出来る。

 

アントリガー・リゾーツも3年前に結成した環境保護活動グループOZONE主導の下、サンゴ礁に安全な日焼け止めを推奨している。ワイキキ水族館もビーチ清掃イベントの際にサステイナブル・コーストラインズ・ハワイやサーフライダー・ファウンデーションといった様々な非営利団体と協力し、市販の日焼け止めを安全な日焼け止めと交換するスワップ・イベントを開催した。  

 

(日刊サン 2018.04.21)