高齢者および障がい者向けの医療保険制度「メディケア」と、低所得者向け医療保険制度「メディケイド」に、去年一年で600億ドル(約6兆5千億円)もの不正詐欺が起きているのをご存知ですか?しかも、詐欺の犯人の大半は医療関係者であるという、にわかには信じられない実態を。医師、看護師、検査技師、救急スタッフ、薬剤師などが水増し請求を常態化させてしまっているのです。
あなたは、医療機関からの明細書や、四半期ごとに送られてくるMedicare Summary Notice(MSN概要通知書)の内容をきちんとチェックしていますか?
水増し請求の詐欺は、数年前からアメリカ合衆国の国家財政を揺るがすほどの社会問題です。司法省やFBIが中心になって摘発をし、英語のテレビや新聞でも連日報じられるほどの重大事件です。メディケアのサービスを悪用した、電話によるオレオレ詐欺も多発しています。
これらの詐欺を防止するため、シニア・メディケア・パトロール(SMP)が組織され、訓練を受けたボランティアスタッフが詐欺防止のための普及活動をしています。今回講師を引き受けてくださった鈴木栄一さんもSMP Hawaiiスタッフの一人です。鈴木さんは、元ホノルルキリスト教会の牧師さん。引退後の現在は、SMPはじめさまざまなボランティア活動に取り組んでおられます。4月28日のセミナーでは、以下の内容をわかりやすくお話しします。
○シニア・メディカル・パトロールの役割 ○詐欺師があなたに近づく方法 ○詐欺師がメディケアから水増し請求する手口 ○メディケア詐欺の仕組み ○あなたを守る防止策 ○質問、被害報告の連絡方法 ふるってご参加ください! |
【日時】 4月28日(土)10:00〜11:30am
【講師】 シニア・メディカル・パトロールスタッフ/鈴木栄一(元ホノルルキリスト教会牧師)
【会場】 ホノルルキリスト教会
2207Oahu Ave (ハワイ大学マノア校そば)
【問合せ】 [email protected] ☎ 808-973-4335
(日刊サン 2018.04.18)