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警察が糖尿病用の試験紙を盗みブラックマーケットに販売した容疑者の情報提供を市民に呼び掛けている。容疑者の名はステイシー・リン・ピハナで、47歳の女性。第1級窃盗罪で大陪審への拘引状が発行されており、保釈金は25万ドル。
ピハナ容疑者はワイアナエ・コースト・コンプレヘンシブ・ヘルス・センターの薬局に勤務していた際、14カ月の間に2000ケース以上の試験紙を横領し、関係書類を破棄した罪に問われている。容疑者の身長は5フィート2インチで、体重が180ポンド。警察によると容疑者はハワイ人で、髪と瞳の色は茶色。容疑者の窃盗による病院の損害額は69万5000ドル以上に上るという。
医療品の横領が始まったのは2016年7月からで、試験紙は地元の業者に売られたと見られている。検察官によれば、売られた試験紙は地元業者からラスベガスに渡り、再販売されたという。
検察官のクリス・ヴァン・マーター氏は「ブラックマーケットには糖尿病の試験紙の需要があります。試験紙は高価である場合が多く、糖尿病患者には必需品であり、安価に手に入れる方法を探している人がいるのです」と述べた。
合法的に手に入れた試験紙を再販売する商法は拡大しており、血糖値を測る未使用、未開封の試験紙を買い取るとうたう多くのウェブサイトが存在する。
(日刊サン 2018.1.13)