今から20年前の1995年、ケアリイ・レイシェルはデビューアルバム「カヴァイプナヘレ」を発表し、第18回ナ・ホク・ハノハノ・アウォードで男性ヴォーカリスト・オブ・ザ・イヤーなど5部門を受賞。また、自身のアルバムのプロデューサーとしてもアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得し、合計6部門に輝いた。
そして、24日日曜日、ハワイ・コンベンションセンターで開催された第38回ナ・ホク・ハノハノ・アウォードで、レイシェルはアルバム「カヴァイオカレナ」によって20年前以上の勝利を収めた。このアルバムは、レイシェルのレコーディングアーティストとしての最後の作品となるという噂が流れていた。
レコーディングのスタジオ・エンジニアとしての受賞も含めると、レイシェルはこのアルバムで8部門を受賞。レイシェル個人の受賞歴は、男性ボーカリスト・オブ・ザ・イヤー部門が5回、フェイバリット・エンターテイナー部門が4回、アルバム・オブ・ザ・イヤー部門はアーティストとしてとプロディーサーとしてのダブル受賞を4回。そして一般投票によって選ばれる唯一のカテゴリー、フェイバリット・エンターテイナー部門も4回受賞している。レイシェルは、ハワイアン・ランゲージ・ソングライティング部門と、ハワイアン・ランゲージ・パフォーマンス部門の両部門でも受賞した。
今回2部門を受賞した数少ない受賞者の中には、レイシェルのアルバムで共同プロデューサー兼共同エンジニアとして携わったジム・リンクナーとショーン・ピメンタルの顔も。レイシェルのプロダクションチームにおける3番目のメンバーであるレコーディング・エンジニアのマイケル・グランデも、レイシェルのアルバムのエンジニアとして受賞している。
ハワイアンミュージックのベテラン、カヴィカ・カヒアポは、2つのアルバム「クウ・アイナ・アロハ」と「ホオマルヒア」によって2部門で受賞。異なるプロジェクトで同時受賞したレコーディングアーティストは、今年はカヒアポだけである。
フエヴァはモスト・プロミシング・アーティスト部門と、グループ・オブ・ザ・イヤーの2部門を受賞。この2部門を同時に受賞したのは、ナ・ホク史上6人目である。
24部門の受賞者は、HARAメンバーによって、フェイバリット・エンターテイナー部門は、一般投票によって選ばれた。ハワイアン・ランゲージの2部門「ハク・メレ部門」と「ハワイアン・ランゲージ・パフォーマンス部門」は、ハワイアン・ソングライティングの専門家による審査員団によって選出。スタジオ・エンジニアリングの2部門は、ハワイのレコーディング産業に関わっていないメインランドのスタジオ・エンジニアで構成された審査員団によって選出された。