第15回スパム・ジャム・フェスティバル開催のため30日の夜はワイキキのカラカウア・アヴェニューが閉鎖され、何千人ものスパム愛好者が集まった。加工肉の缶詰を愛して祝うイベントの予想参加者数は約25000人。午後4時から午後10時までフードやショッピング、エンターテイメントで盛り上がった。18軒のレストランはスパムを使用した特製メニューも用意した。
参加者の中には、『スパム婚』を終えた新婚夫婦も。ハワイにはスパムおむすびが好きな人も多いが、このイギリスのカップル程スパムを愛している人は少ないだろう。イギリスのリバプール出身のマーク・アイ・ラブ・スパム・ベンソンさん(スパムへの愛を示すため2016年に正式に改名した本名である)は、彼の妻アンさんと結婚する為ミネソタ州のスパム博物館を訪問。スパムブランドの展示物に囲まれて式は執り行われた。「アンとの結婚はそれだけでも素晴らしい事ですが、愛してやまない思い出の詰まったスパムブランドに捧げられた場所で誓い合えて最高です」とベンソンさん。彼の祖父と叔父はどちらもリバプールのスパム工場に勤めており、スパム製品は彼の人生中で重要な役割を担っていた。新婦のアンさんはスパム博物館に結婚式を開催できないか尋ね、ブランドのマーケティング部署が実現に手を貸した。2人は式を終えた後ミネソタから直接ハワイへ向かいフェスティバルに参加する予定だと話していた。