州ビジネス・経済開発・観光業局(DBEDT)が発表した「ハワイの留学生の経済的影響」と題する報告書によると、昨年ハワイに留学した外国人学生がハワイにもたらした経済効果は4億4600万ドル(内訳、直接支出2億1690万ドル、税収3430万ドル、世帯収入1億9730万ドル)に上った。
留学生による支出は州内の4,576人の雇用増をもたらした。授業料、生活費、費用などの学生一人当たりの平均年間消費額は、1万5165ドルという。この報告書は、DBEDTの州内41教育機関に対する調査結果を基にしたものである。 学生数は、英語学習などが目的の短期留学生と長期留学生は128カ国、計約1万4300人。
日本人学生が最も多く約26%、次いで韓国が約11%、中国の約6%が続く。 イゲ知事は、「留学生は直接および間接の消費にとどまらず、ハワイにプラスの影響を与えている。彼らの学校での存在は、相互理解と世界規模の絆を作り、将来の世界のリーダーとの架け橋を築く役割を果たしている。また、留学生とハワイ住民の交流は、お互いの文化の理解を広げ、ハワイの将来にいい影響を与えるものになる」と述べた。
ハワイには、31の学校で構成される「スタディ・ハワイ」という団体があり、外国人学生のリクルート活動などを応援している。
(日刊サン 2019.10.26)