ハワイ全土で、炎の7月4日となった。
オアフ島では、キャンベル工業地帯のくず鉄所で火災が発生。またロイヤル・クニア・カントリークラブの近くの雑木林でも火事が起こった。
マウイ島では、キヘイ地区のハッピーヴァリーの一軒家で火災。
カウアイ島では、すべてが独立記念日に起きたわけではないが、やはり雑木林が火事となった。
キャンペル工業地帯の火事に関しては、鎮火に数日かかる模様。
消防隊は、午前5時前に火事の通報を受け、約20人の消防隊員が現場に急行。すでに山積した携帯電話と金属に火がついていた。積まれたスクラップは、面積にして40,000スクエアーフィート、高さ40フィートにまでなっていた。
火災が発生したのちに、風向きの影響で、煙が沖合に流れていった為、警察がバーバーズ・ポイント付近のビーチでキャンプをしていた人たちを避難させた。キャンパーたちは、風向きが変わった後、キャンプ場に戻る許可がおりた。
建物への被害はなく、怪我人もいなかった。火災の原因は不明である。
ロイヤル・クニア・カントリークラブの火災では、7月4日土曜日の午後にクニアロードの一部を閉鎖した。
同日午後2時には、マウイ島の消防隊が、モイ・パレスとピイラニ・ハイウェイの間の雑木林が火事になっていると通報を受けた。消防隊員の到着時には、2〜3エーカーが炎に覆われ、ハイウェイはすぐに閉鎖された。
そして、ちょうど4時をまわった頃には、最初の火災から南へ150ヤードほどの場所で、別の山火事が起きているという通報をうけた。消防隊はすぐにかけつけ、幅40フィート長さ400フィートの炎の消火作業にあたった。
放火の疑いがあると考えられている。
また同時期に、キヘイ地区のハッピーヴァリーの民家でも火災が起きた。
平屋の家の中で、住人ら4人が食事の支度をしている時に、煙の匂いがしたので確かめると、家の外で火の手が上がっているのがわかり、すぐに逃げ出したという。
ワイルク消防隊は、12:47分頃到着し、午後1:42分には鎮火した。
この火災による損失は、建物およそ$100,000と、家財道具など$15,000となっている。怪我人や近所の家屋への被害はない。火事の原因は、不明である。
またカウアイ消防署には、2日木曜の夜から4日土曜の朝にかけて、5件の小規模な山火事の通報があった。
いずれも消防隊が鎮火し、負傷者もおらず、建物への被害もなかった。