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ゴールデン・ベアーと名付けられた巨大船がアロハタワーの埠頭に数日間停泊し、注目を集めた。

 

乗船していたのはカリフォルニア州立海事大学の生徒達で、毎年行われている航海トレーニングの一環としてホノルルを訪れた。夏季特別カリキュラムの期間、カリフォルニア海事大学の士官候補生は、航路の決定、操船、修理、エンジン管理、船体メンテナンスを含む船の航行全てを自分達で担う。航海トレーニングでは他にも、エルサルバドルとシアトルに寄港する。

カリフォルニア海事大学は6校ある州立海事大学の1つで、唯一、太平洋に位置してる。カリフォルニア州だけでなく、ハワイ、オレゴン、ワシントン、アラスカを含む多くの州から生徒が集まっている。

 

乗船している士官候補生の中にはハワイ出身者も数名含まれていた。彼らはネイティブハワイアンの生徒達が様々な海洋のキャリアを経験できるよう創設されたカネオヘ発祥の地元プログラムから、カリフォルニア海事大学へ転入した初の生徒達。そのプログラムとは、カネフナモク航海アカデミーが提供するコースの1つ、ハラウ・ホロモアナ。1年間のプログラムで、21世紀の海上で活躍するハワイ出身者の育成を目標として構成されている。指導内容には、機器を使用しない伝統的なハワイアンの航海法やカヌーの制作とメンテナンス方法等。

このコースの最終過程では、パパハナウモクアケアを目指す10日間の航海も実施される。

 

【週刊ニュースダイジェスト 5/31〜6/6】