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歩道での「宿泊」が禁止に

Bynikkansan

9月 8, 2018

ホノルル議会の主要議員とコールドウェル市長は、ホームレスがオアフ島の歩道を宿泊場所として使用し歩行者を妨害することを禁止する2つの法案に同意した。 市議会公共事業・インフラストラクチャー・サステイナビリティ委員会は、8月30日市長提案の2つの法案を承認し、市議会の裁決に付した。 51号法案は、午前6時から午後10時の間にオアフ島の歩道での自由な歩行を妨げる行為を違法とする。歩道を許可なく商業目的で利用しようとする者にも適用される。

 

52号法案は、ホームレスが対象で、歩道や他の公共の場で、宿泊、一時的に場所を占有、寝る、 休息を取る、退去を拒む、ことを違法とする。目的は、ホームレスを歩道から避難所や住宅に移すことである。アワ・レボルーション・ハワイは、「ハワイの住宅費は最も高く、賃金は最低である。これらの法案に多くの時間と資源を費やし、島の一部から別の場所へホームレスを移動させることは、時間の無駄である。ほとんどのホームレスは、金を持っていないので、罰金を払えず刑務所で過ごすことになる」と指摘した。 「避難所のスペースは狭く、恒久的な住居になるとは限らない。精神衛生や薬物乱用対策が不十分である」と米国市民自由連合ハワイ支部はコメントした。ワイキキ改善協会は、この法案は人々の歩道を使う権利を保護していると歓迎し、「法案は、住居や商業目的ではない。ホームレスをある地域から別の地域へ移動させるだけのことだ」とコメントした。

 

(日刊サン 2018.09.08)