アロハスタジアムで開催されているスワップミートの出店者から、最近行われた客用通路の変更の影響で、営業収入に大きな打撃がでているという不満の声があがっている。
6月3日付けで施行されたこの変更は、「歩行者の安全の確保とともに、化粧室や売店への案内、休憩所の雰囲気改善を目的としたものである」とスタジアム副マネージャーのロイス・マニン氏は語った。
宅配車やメンテナンス車の往来が激しいことからRow7とRow8の間にあるスタジアムの北側トンネルを閉鎖。現在、歩行者は、休憩所が中間点にあるトンネルの入り口で100ヤードほど蛇行するようになっている。
毎週水・土・日の朝8時〜15時に開かれているスワップミートは、毎回500〜600の販売業者やアーティストたちが出店。
1日の出店料は100ドルで、月間契約している出店者は1日70ドルで、この出店料は、アロハスタジアムの年間収入の50%を占めている。
スワップミートは訪問者がお土産を買えるだけでなく、起業家の卵を育てる機会でもあり、定年退職者の収入源の場でもある。
出店者の一人であるラニ・タマネン氏は、今回の路地変更で収入が三分の一減っていると言う。
「スタジアムは、私たちの店への通路をブロックするべきではないと思います」と彼女は語った。
ツアー&アクティビティーの営業担当であるトラビス・ケラー氏は、5年間働いてきて、今回の路地変更で収入が半減したと言う。
スタジアム事務局のマニン氏は、今後も出店者たちと打開策を話し合っていくとしながらも、「最も重要なのは、怪我人をださないことです」と語っている。
通路変更の目的は、歩行者を守ることであり、スワップミートの運営日とスタジオ内で行われているイベントが重なることも多いことを考慮すると、北側トンネルは車の往来が激しい為、来訪者に危険を及ぼしかねないと説明した。