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州の下院議員が、自称トランプ支持者から寄せられた攻撃的で過激な言葉がつづられた投書を公開した。
べス・フクモト下院議員は、現在国内に起きている人種差別発言への喚起を促すため、自身が受け取った2017年8月9日付の投書を公表した。
「全国的に起きている風潮に動揺しています。失望と悲しさを感じています」と同氏は語る。
1ページにタイプされた投書には、フクモト氏の日本人を祖先とする出生とパール・ハーバー襲撃を結び付けて罵る言葉が並んでいる。さらに移民を「寄生虫」と表現し、「我々トランプ支持者は違法移民や黒人犯罪者、イスラム教徒、爆弾、ゲイを嫌っている」とマイノリティを非難した。フクモト氏の事務所は送信者の判明に乗り出している。フクモト氏は同様の投書を受け取るのは今回が初めてではないと話す。
「私が共和党員だった時、人種差別発言と戦う努力をしていました。離党した今、この戦いは敵陣の内側にいて勝利できたわけがないと気付きました」と同氏。同氏はトランプ大統領に反対を表明した3月にハワイ共和党から批判を受けていた。その後同氏は熟考を重ね、民主党に移った。フクモト氏はミリラニとミリラニ・マウカの第36区から選出され、議会の最も若いマイノリティ・リーダーでもある。
同氏は最近本土で起きた暴動行為を考慮し、投書の公開を決断したという。これらの出来事は全て関連しており、より多くのリーダー達がヘイトを糾弾する必要があると話す。
「何も言わない、言葉が足らない政治家が多いです。全ての共和党員が人種差別主義者だとは言いませんが、共和党の幹部は白人至上主義の風潮によって選出されていると思います」と語った。
(日刊サン 2017.8.26)