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愛媛の郷土料理教室開催 ハワイ愛媛県人会主催

Bynikkansan

4月 27, 2018

愛媛県の郷土料理をハワイで楽しんでもらおうと、今回で3回目となるふるさと料理教室が21日、ハワイ愛媛県人会主催でハワイ浄土宗別院で行われた。

 

会員、非会員を含め35名の参加者が集まり、ハワイ愛媛県人会会員の都谷雄二(おがい・ゆうじ)氏が実演する郷土料理の数々に見入った。この日のメニューは、「今治風鯛めし」「丸すし」「じゃこ天」など全5品。鯛めしは丸ごとグリルした鯛と出汁とともに炊き込んだご飯で、豪快さに注目が集まった。おからをご飯の代わりに酢で味付けし、酢じめのアジをのせて寿司に見立てた丸すしは、米が貴重だった地域で作られたという。

 

じゃこ天は本来は瀬戸内産の小魚から作られるが、ハワイ風にマグロのすり身を使い、パン粉で揚げてメンチカツのようにアレンジされたものが紹介された。実演後、今日のメニューがお弁当スタイルで配られ、参加者は懐かしい味に舌鼓を打った。宇和島出身の女性は「丸すしが久しぶりに食べられ、嬉しかった。こういった料理は調味料のさじ加減が難しいが、家庭でもぜひ試してみたい」と語った。都谷さんは、1973年からハワイで日本料理シェフを経験した料理人で、過去にプリンセス・カイウラニ・ホテルの「桃山」、「京や」などで腕を振るってきた。最後に会長のリチャード松氏から、今後もこのようなイベントを持ちたいとの挨拶があり、次回の開催が期待された。

 

(日刊サン 2018.04.18)

 

(取材・文 村田祐子)

 

 

 

 

丁寧に料理の説明をしながら実演する都谷さん
彩りも美しいお弁当。鯛めしは桜の葉の塩漬けに包まれ、 豆腐を和え衣にした「しら和え」、茶碗蒸しも添えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハワイ愛媛県人会 連絡先 : [email protected]

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