ストームの影響で、1月2日金曜夜から3日土曜朝にかけて、ホノルルでは12時間の間に倒れた木についての通報が50件近くあり、消防隊員が対応に追われた。
金曜午後9時15分から土曜午前9時の間、消防隊員は44件の倒木に対応した。また、屋根が吹き飛ばされた通報16件と電話線が曲がってしまった通報3件にも消防隊員が対応したと、ホノルル消防署のスポークスマン、ケンダル・チン氏が伝えている。
天候に関連したトラブルは、金曜の深夜から始まった。金曜午前12時1分から午後9時15分までの間で、21件の倒木と9件の電話線故障、9件の屋根補修の補助、4件の電話線故障に消防隊員が出動したとチン氏は伝えた。
倒木についての通報は、土曜の午後まで続いた。
金曜夜は、島全体が停電した。ミリラニ・テック・パークとラウナニ・ヴァリー地区の約1,200世帯の電力が回復したのは、土曜の午後1時35分だった。
金曜夜の寒冷前線の通過に続いて予想されていたのは、もっと穏やかな天候だったと気象サービスは述べている。
一方、マウイ島電力によると、マウイ島では数千世帯が土曜日も停電したままであったという。サウス・マウイやセントラル・マウイ、アップカントリー、パイア、ハイク、イースト・マウイ、モロカイを含むマウイ・カウンティ一帯で、金曜夜に強風が吹き荒れ、木や瓦礫が電線に降りかかった。土曜午後1時30まで、マウイでは約4,888世帯が停電していた。
大雨による雨水のため、州厚生省は、土曜日、オアフ島ワイメアワンと西マウイ海岸に「ブラウンウォーター注意報」を発令した。注意報は、ホノルア湾からカアナパリ南のハナカオ・ビーチパークまで拡大された。
下水や水道管が氾濫する恐れがあるため、洪水や雨水に近づかないよう市民には注意が促されている。また、動物の死骸が海に流れ込む可能性があるため、泥水はサメを引き寄せると当局は伝えている。