日刊サンWEB

過去記事サイト

年間訪問者数、930万人を突破

@Shutterstock.com

 

 ハワイの観光業界は4年連続で成長を遂げているが、2017年にハワイ州に訪れた訪問者数は930万人を超え新記録を達成すると予想されている。

 2016年のハワイ訪問者数は890万人。2013年に訪問者数700万人台から800万人を超え、それから2.4~5%ずつ年間訪問者数が増加している。州の産業経済開発観光局(DBEDT)のエコノミスト、ユージーン・ティアン氏は「確実に2017年の訪問者数は900万人を超えるでしょう」と話す。ハワイ観光局が28日に発表した11月の統計によると、1月から11月までの合計訪問者数は850万人に達した。これまでの歴史をみても12月と1月は最もハワイの訪問者数が多い時期で、2015年と2016年の12月の訪問者数は約80万人だった。

 ハワイ観光局のCEOジョージ・シゲティ氏は、11月の結果は素晴らしいと評価し今後の好調も予想している。「ハワイの観光業界の目覚ましい1年が終わろうとしていますが、新しい年の始まりにもこの成功が続くことが約束されています」と、同氏は述べた。2017年の結果は、同年2月にDBEDTが発表した予想を遥かに超えたと同氏は語る。予想では、航空会社のサービス縮小により市場に提供する座席数が0.5%減少し、訪問者数は1.5%程度しか伸びないとされていた。しかし実際にはティアン氏が旅行者の需要の増加を指摘する中で、航空会社のサービスは増加。東京とコナを結ぶ複数の便を含む新路線も開始され、11月までの座席数は1.4%増加した。

 

(日刊サン 2018. 1. 6)