アメリカ合衆国住宅都市開発省が発表した住宅にかかる費用を考慮した最新の試算結果によると、オアフ島に住む年収8万3700ドルの4人家族は低所得層に当たることが分かった。この基準は昨年よりも3000ドル高い金額。
住宅都市開発省が設ける所得制限は、住宅費用助成プログラムを適用する基準とされている。この基準によると4人家族で2017年の年収が5万2300ドル以下の場合『最低所得層』に該当する。1人当たりでは、所得が5万8600ドル以下の場合に低所得層となり、3万5200ドル以下であれば最低所得層に該当。7人家族の場合には所得が10万3800ドル以下であれば低所得層となる。所得制限は賃貸住宅の市場価格に基づいて計算される。住宅都市開発省によれば、2017年度のオアフ島住民の所得平均は約1000ドルから8万6600ドル減少していた。オアフ島が賃貸住宅の価格が最も高騰している訳ではないが、確実に全米の中でも高い地域の1つと言える。なお、サンフランシスコとサンマテオ郡では4人家族で年収が10万5千ドル以下の場合、低所得層に該当する。