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市がハナウマ湾のライフガードを増員予定

Bynikkansan

3月 18, 2018

@shutterstock

 

カーク・コルドウェル市長が打ち出した26億ドルの市の運営予算によると、次年度ハナウマベイ自然保護区のライフガードが増員される見込み。4人のフルタイムのライフガードが追加され、人員はおよそ25%の増加となる。緊急サービス当局によると、ハナウマベイが市民に開放される時間帯は常時ライフガードが配置されることになるという。市の予算委員会は予算説明会で全ての市の機関から聴取を行い、緊急サービスの聴取は14日午前9時から予定されている

 

スノーケリングの事故防止のため

 

現在ハナウマベイの海洋安全スタッフは海洋安全課イースト・ホノルル・ライフガード地区に属しているが、人員増加に伴い、ハナウマベイ専門の部局が新設されるという。現行の体制では火曜日を除いて、冬季は午前6時から午後6時までを市民に開放し、11人のライフガードを配置。夏季は午後7時まで開放し12人を配置している。増員後は試験的に週4日10時間勤務を適用し、効果が認められれば州内全てのライフガードの勤務形態を変更する可能性があるという。予算関係文書によると市の海洋安全課は、ハナウマベイの入場料等の収入を管理するハナウマベイ自然保護基金から17万1360ドルを追加で受領している。同基金の2019年度の予想収入は790万ドルとされた。当局の資料によると、2005年から2013年の間にハナウマベイで起きた溺死事故は27件。2016年は2件の溺死事故が発生し、761人を救出している。ハナウマベイで最も人気があるスノーケリングは、ハワイの観光客の最も多い死亡原因でもある。

 

(日刊サン 2018.03.18)