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州議会議事堂で副保安官が男を射殺

Bynikkansan

3月 2, 2019

2月18日夜州議会議事堂で28歳の男が副保安官に射殺された。この副保安官は通常のパトロールを行っていた午後8時20分頃、国会議事堂の南西の角でアルコールの入ったビンを持った男を発見した。

州公共安全局のノーラン・エスピンダ局長によると、男は、口の開いたアルコール容器を置いて退去するように繰り返し命令を受けたが、これを無視し副保安官の頭と上半身に腕を巻き付けてきたので、同副保安官は「差し迫った危険を感じ、男の上半身に向け銃を一回発射した」とのこと。

勤務経験2年未満の同副保安官は、規則に従い、職務休暇に置かれた。州会議事堂では、昨年10月7日にも射殺事件が起きている。複数の副保安官が、州会議事堂で庭バサミとマチェーテを持った男を発見し、それらを手放すように説得したが、男は聞かず、警察本部に連絡した。警察は現場に到着してからまもなく男を射殺した。

 

この警官による射撃事件の後、公共安全確保の手順の重大な変更の必要性は指摘されず、副保安官の手順変更もなかった。防犯カメラの十分な在庫があったにもかかわらず、議事堂の事件が発生した場所にはカメラが設置されていないことが判明した。また、公共安全局は身体着用カメラやテーザー銃の着用を勧めているが、同副保安官は着用していなかった。

また、1月29日にも、ホノルル警察本部のベテラン警官が絡んだ事件が発生した。カリヒの信号で同警官に向けて車を急発進させた51歳の男が射殺された。昨年オアフ島では、11件の警官の発砲事件があり、6人が死亡している。これは、2013年以降最大の件数である。一方、2年前の2017年1月13日ライエで警察官に射殺された容疑者の家族が、先月異議を申し立てて訴訟を起こした。警察は、同容疑者が盗難車に乗っていたと主張したが、原告は、容疑者が警官を脅していないのに、警官に射殺されたと主張している。

(日刊サン 2019.03.02)