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州人口、年率0.5%で増加

Bynikkansan

5月 4, 2019

最新の国勢調査によると、2010年7月1日から2018年7月1日までの8年間のハワイ州の人口は年率0.5%で増加したが、2017年と2018年には減少したことが明らかになった。

 

この8年間で最も人口が減少したのは、ホノルル市・郡で、本土へ転出した人口が、本土から転入してきた人口を6万1700人下回った。2017年7月1日から2018年7月1日までの間の1年間には1万3000人近くが他州に移住した。 かつては100万に近づいているといわれたホノルル市・郡の人口は、2016年の99万3千人から2018年には98万人に減少した。

 

同様に、州の人口は2016年の約144万人の最高値から2018年には142万人に減少した。 州のチーフエコノミスト、ユージン・ティアン氏は、ハワイの高い生活費と本土の好調な経済がハワイからの転出を増加させたと考えられる、と述べた。 各島の状況は、カウアイ島の人口は本土への転出でこの8年間で151人純減し、マウイ島では転入が転出を上回り224人の純増であった。ハワイ島では、転入者が6,000人を突破し、人口は8.6%増え初めて20万人を突破し20万983人となった。

 

同国勢調査データには、郡の人口数が含まれているが、年齢、性別、人種などの詳細は含まれていない。 本土への転出者が多かったホノルルの人口は、海外からの移民(4万2604人)と人口の自然増(新生児−死亡者、4万6553人)が加わり、2010年から2018年にかけて実際には4.4%(26,874人)増加した。

 

マウイ郡では2010年から2018年にかけて人口が8%増加し16万7207人となり、カウアイ島では人口が7.5%増加し7万2133人となった。 人口増加数は島々で異なるが、4つの主要郡の動きは同じで、2010年代の前半は上昇傾向であったが、2014年以降は大幅に減速している。

 

ホノルル郡がハワイの総人口の69%を占め、ハワイ郡14%、マウイ郡12%、カウアイ郡5%となっている。

 

(日刊サン 2019.05.04)