太陽光エネルギーのみを燃料とする飛行機で世界一周を目指すスイス人パイロットが、3日金曜日の早朝、ハワイに無事到着した。
ソーラー・インパルス2は、日本の名古屋から5日間の飛行を経て、午前5:54分頃、オアフ島西部のカラエロア航空に着陸した。
アンドレ・ボルシュベルク操縦士は、ソーラー飛行で、4,480マイルの飛行最長距離と117時間52分という飛行最長時間の世界記録を塗り替えた。この走行時間は、燃料補給なしの太陽光単独飛行で世界最長記録である。
ハワイは、アメリカ4都市を回る中で、最初の目的地である。この後、ソーラー・インパルス2は、フェニックスに向かい、それから中西部に飛ぶ予定だが、具体的な場所は未定となっており、その後は、ニューヨークへの飛行を予定している。
今年3月にアラブ首長国連邦を出発し、オマーン、インド、中国、そして日本と渡った。
デイビット・イゲ州知事は、「我々は、本気で再生可能な未来を信じています。ここハワイは、アメリカの他の州とは違い再生可能なエネルギーに真剣に取り組んでいるのです。今回のソーラー・インパルス2の快挙は、私たちに大いなる刺激を与えてくれました」と祝辞を述べた。