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大雨の影響で900万ガロンの汚水が流出

Bynikkansan

3月 4, 2018

2月18日の豪雨の影響でオアフ島ウインドワードの5カ所から900万ガロン近くの汚水が流出。同エリアの複数の地点では基準の200倍を超えるバクテリアが検出された。カイルア・ビーチ・パークでも22日、海岸に入水を禁止する警告のサインが立てられた。

 

ワイキキでも3年前に汚水の流水によりビーチが閉鎖されたが、今回の流出量はその時の18倍にも及ぶ。市の環境サービス課ディレクター、ロリ・カヒキナ氏は「市民の皆様と同様、私も酷い状況だと感じています。しかし実際にはもっと流出する可能性もあったので、ほっとした一面もあります」と話す。

 

流出は日曜日の午後2時から月曜日の午前12時20分頃まで続いた。

 

流入経路がわからず、 今後の対策は不明

カネオヘ・ベイにあるカネオヘ下水処理施設だけでも650万ガロンの汚水が流出。当局によると、通常この施設では1日640万ガロンを処理しているが、17~18日にかけて大量の雨水を含む2500~2800万ガロンの水が流れ込んできたという。アフイマヌ下水処理場からは200万ガロンの汚水が流出。グロート・ロード、ポポイア・ロード、カワイロア・ロードの2カ所でも汚水の流出が発生した。

 

当局は、ウインドワード・オアフに流出した汚水の量を880万ガロンと発表。そのうち約4万2000ガロンは市の職員によって対処済みと報告された。

 

カヒキナ氏は22日、アフイマヌ下水処理施設には豪雨の期間に通常の4倍の量の水が流れ込んだとし、市は流入経路が分かっていないと述べた。

 

「どこから流れ込んでくるのか突き止められていません。今後(同様の天候に見舞われた場合)汚水の流出が防げるかは不確かですが、上手くいけば被害を最小限に食い止められるでしょう」と同氏。

 

市は全ての処理タンクの機能回復に努めており、市民は意図的に下水道へ水を流し込まないよう伝えられた。当局は、水の状況によって汚水流出による警告が3月初めの週末まで延長される可能性があると述べた。

 

(日刊サン 2018.03.04)