新しい調査の結果、全米で最も健康的な州の栄冠をハワイが再び獲得した。 「私達の州が健康的な生活スタイルの維持と環境保護に焦点を当ててきた事が反映されて、ハワイがランキングでトップを獲得し、当局は喜んでいます」と州の保健省で健康局長を務めるヴァージニア・プレスラー医師が話す。
「しかしながら、報告書のほとんどの項目でハワイは良い評価を得ていますが、いくつかの健康面と人口集団はデータに反映されていない事を忘れてはいけません。全ての人が健康的に充実した生活を送るために、良好な健康状態を楽しんでいないグループに注意を払っていく必要があります」
全米保険財団は、肥満、喫煙率、薬物に使用による死亡率と健康保険加入者数などの34の主要な分野を調査した。昨今のハワイにおける健康改善の中、薬物による死亡率は過去2年間より4パーセント減少し、10代のヒトパピローマウイルスワクチン接種率が去年よりも38パーセント増加した事が調査の結果判明した。全米では健康保険未加入者の割合は10パーセントを超えるが、ハワイでは約5パーセントであった。
また、報告書では糖尿病患者は去年よりも13パーセント減少したが、このデータは糖尿病と診断された数しか反映されていない。州当局はハワイの人口の半分以上が、診断を受けていない2型糖尿病かその予備軍だと推定している。 他に報告書の中で注目すべき点は肥満率だ。肥満率においても全米の30パーセントに比較してハワイでは23パーセントと低いが、ハワイの成人の半分以上が太り過ぎか肥満だ。
また、このデータはネイティブハワイアン、フィリピン人、他の太平洋諸島人と肥満・糖尿病の割合において高い相関性を示している。 報告書の結果では、他に、ハワイが改善できそうな分野は、最近の暴力犯罪の増加や、アルコール過剰摂取と高いサルモネラ感染率だという。
写真引用:http://www.safebee.com