アメリカ合衆国国土安全保障省が、税関・国境警備局の事前入国審査プログラムの適用範囲を拡大させる事を、合衆国上院議員メイジー・ヒロノ氏の事務所が4日金曜日に発表し、拡大対象に日本の大阪にある関西国際空港が含まれていた。 このプログラムの下では、アメリカ到着時に行われていた同一の旅行者の入国審査、税関、農作物検査全てが出発前の空港で完了できるようになる。
ハワイ民主党のヒロノ氏は9月に、国土安全保障省のジェ・ジョンソン氏と内務省のジョン・ケリー氏に対し事前入国審査プログラム範囲拡大の対象に関西国際空港を含めるよう強く求めていた。 「事前入国審査プログラムに関西国際空港を含めれば、急成長中のアジア―太平洋間の旅行市場において、ハワイの競争力を高める事になるでしょう」とヒロノ氏は会見で述べた。
ハワイ観光局局長でありCEOのジョージ・シゲティ氏は、この動きが大阪の空港からハワイ州全島への“旅行経路を改良する”だろうと述べた。 「ハワイへ向かうインバウンドの旅行者達は自国から乗り継ぎなしの直行便の利便性を好みます。そしてヒロノ上院議員が率先したこの取り組みにより、航空会社がオアフー大阪便を増加させるプロセスが開始されるのです」 昨年、ヒロノ氏は東京成田空港を事前入国審査プログラムの対象にさせる事に成功している。