ホノルル都・市部の予約制粗大ごみ回収が6月3日から試験的に始まった。 このテストは来年1月まで行われ、終了後に、同プログラムをオアフ島全体への拡大し回収の有料化を行うか、もしくは、粗大ごみ回収サービスを停止するか判断することになる。 市長は5月29日の記者会見で、何十年もの間、市道が違法ゴミの廃棄場と化していたが、これに対応する必要があると述べた。市の粗大ごみ回収トラックが、指定回収日にオアフ島内を回っていたが、上手く機能していなかった。
このテストの実施期間は、6月3日から来年1月31日まで。フォスター・ビレッジからハワイ・カイまでの8地域の7万戸の住宅とコンドミニアムを対象に実施される。予約は、1世帯につき1か月に1回まで。1回あたりの回収は5個まで。 事前の予約は、電話(768-3200)、または、オンライン(808ne.ws/2HPBOxq)のいずれかで。 これ以外の地域の居住者は、従来通り、指定回収日にトラックが巡回する。 市環境局は、5月15日にこの指定地域の粗大ゴミ回収予約受付けを開始し、5月31日正午までに、1148件の予約を受け付けた。
市長は、ホノルルと同じ規模の都市では、自治体が粗大ごみの回収を、有料であれ無料であれ、いずれも行っておらず、効率化のため私企業に任せていると指摘。この予約システムが上手く行った場合には、粗大ごみ回収の有料化を再提案する、と述べた。 2016年に施行された条例によると、故意によるゴミ不法投棄には、最高2,500ドルの罰金が科せられる。
(日刊サン 2019.06.15)