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予備選挙でイゲ現知事が勝利 対抗馬にはトゥポラ氏

Bynikkansan

8月 18, 2018

州知事と副州知事候補者、ハナブサ議員の後任となる連邦議員、州議会や郡の議員を選出する予備選挙が11日に実施された。現職のイゲ知事と連邦議会下院議員のハナブサ氏どちらが州知事選挙の民主党候補者の座を得るか注目が集まったが、イゲ現知事は50%を超す票を確保しハナブサ議員は44%程度に留まる結果となった。 民主党候補者の座を勝ち取り2期目をかけて州知事選に挑むことになったイゲ知事は「献身して下さった皆様に心より感謝します。選挙キャンペーンを成功させるため毎日小さなことにも尽くして頂きありがとうございました。この選挙はハワイの未来と、子供達やその子供達の世代に何を残していくかを問う選挙でした」と述べた。 一方、連邦議会議員の座を手放して州知事選に挑んだハナブサ議員は「支援して下さった方どなたにも努力が足りなかったと思って欲しくありません。皆さんには全力を尽くして頂きました。私達はハワイに選択肢を提供するために出馬しました。これこそが今回の選挙の意義であるのです」と語った。イゲ知事とハナブサ議員は12日の民主党大会に参加。今後は党を支持するため協力していく姿勢を見せた。 州知事選に出馬する共和党候補者は、州下院議員のアンドリア・トゥポラ氏に決まった。11月の総選挙でイゲ知事と戦うことになった同氏は「もっと皆様に名前を知ってもらう努力を続けていかなければなりません。さらに私と現知事の違いを打ち出していく必要があります」と語った。 副州知事の民主党候補には、州上院議員のジョッシュ・グリーン氏が当選。同氏はおよそ30%の票を確保し、28%を確保した州上院議員ジル・トクダ氏を破った。グリーン氏は、ハワイ島出身の政治家で、緊急治療室担当医の経歴を持つ。選挙キャンペーンには政治行動委員会(PAC)から多大な支援を受け、100万ドル以上をかけたTV広告が放映されていた。

 

(日刊サン 2018.08.18)