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ハワイ不動産ニュース:ワードビレッジ「アアリイ」建設開始

カカアコのワードビレッジの中心部で、コンドミニアム・タワーの建設が開始される。 開発業者のハワード・ヒューズ社は、10月15日に「アアリイ(A’ali’i)」と呼ばれるタワーの上棟式を行った。

 

このタワーは、ハワード・ヒューズ社が60エーカーの土地に計画している16棟のタワーと100万平方フィートの小売スペースのプロジェクトにおける5番目のタワーとなる。このエリアは、以前ワードセンターと呼ばれていた。 アアリイは開発地区の中心部にある3エーカーの公共広場に隣接する最初のタワーである。この中心地区には、2棟のタワーが竣工し、2棟のタワーが完成間近である。中央広場の半分には、既に芝生が貼られ、2箇所に椰子の木々が植えられ、ハラの木々が1列に並んでいる。公共広場は1月開園予定で、噴水、屋根のある休憩所、歩道のなどの建設が行われる。アアリイの完成には2年半かかる予定である。

 

ロイヤル・キャピタル・プラザの住宅を賃貸しているカカアコの住民ジョージ・ザングさんは、近隣が良く整備されるので、アアリイを最初の持ち家に選んだと述べた。同タワーが公園のそばにあること、近代的なデザイン、シンプルな生活空間、ペントハウスにある共用アメニティ・スペースなどの点が気に入っていると語った。 このタワーの部屋を買ったリチャード・ショフィールドさんは、ワードビレッジのすぐ外側にあるコオラニ・タワーに約2年間住んでいるが、アアリイが完成した時点で、アアリイを貸し出すか、現在の住居を貸し出すか、迷っている。 ヒューズ社は今年の初めからアアリイの販売を行っており、7月の時点で751戸のうち500戸を販売したと公表している。 価格は、277スクエアフィートのスタジオは50万ドルから、430スクエアフィートの1ベッドルームは70万ドルから、約830平方フィートの2ベッドルームは約100万ドルからである。 同社によると、アアリイは「よりスマートな生活」のために、より小さなスペースを、より効率的に使用できるよう設計されている。スタジオの24インチ幅の冷蔵庫、壁収納の小さなベッド、床から天井まで9フィートまで伸びるキャビネットが設備されている。また、調理器具からリネン(約60種類の家具や家庭用品)までを備えたユニットも提供している。

 

(日刊サン 2018.10.31)